★4『田辺イエロウ短編集 フェイク!』(田辺イエロウ)を読んでみた
どーも、サケビです。
今回は、『短編集を読んでみた』です。
読んだのは『結界師』や『バードメン』の田辺イエロウ先生の短編集。デビュー前後の読み切り作品が多く、興味深い情報が色々と書いてありましたヨ。
作品はコチラ
『田辺イエロウの短編集 フェイク!』(田辺イエロウ)、全1巻
作家名: 田辺イエロウ
出版社: 小学館
雑誌: 少年サンデー
コチラで試し読みできます!
田辺イエロウ短編集 フェイク! 1巻 :無料・試し読みも! 漫画(まんが)・電子書籍のコミックシーモア|コミック 小学館
《内容と感想》
面白かった!
そして、 とても興味深かった。
各作品に田辺イエロウ先生のコメントが掲載されており、「どういう考えで作ったのか?」や「どういう意図があるのか?」を教えてもらえるようになっている。
おかげで、読み手のスキルも向上し、よりマンガを楽しんで読めるようになる。
いや〜、田辺イエロウ先生ありがとう!
●デビュー作「LOST PRINCESS」
特殊能力を持った人が、少女を助ける話。
当時はミリペンを使っていたらしく、線がモッサリした感じです。
キャラのノリはよく、『結界師』っぽさがあります。面白かった。
●読切版「結界師」
『結界師』のプロトタイプ読切作品。良守が高校生だったり、性格が暗めだったりと、連載版と比較して色々と違います。
読切で見えてきた問題点を改善して、連載に挑んだんでしょうね〜。そういう、 努力の断片が垣間見れる良い作品 だと思います。
●「フェイク」
特殊能力を持った絵画泥棒の話。芸術作品の贋作を取り扱った作品らしい内容で面白かった。
作者コメントで、「変な美術品と一緒くたにして、カネモリ氏の美意識の無さを表している」と言っていた。ナルホドね。そういったポイントも気にしてみれば、より深みがでますね〜。
●「闇の中」
ある街にやってきた冒険者2人が、いつのまにか取り返しのつかない事態に巻き込まれる、というお話。
作者コメントで、『やり過ぎているくらいがイイ』、『キャラを作る能力が漫画家として武器になる』など、「面白い」と思える理由みたいなモノに気づかせてくれる。
●描き下ろし「オマケまんが」
『ギャップは想像で埋めろ』は、マンガ読むのに必須なスキルだよね(笑)
《サケビの評価》
- 短編集:4
- 作者コメント:5
- 読み手のスキルアップ:4
- オススメ度:4
- 掘り出しモノ度:4
《補足情報》
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《関連作品》
結界師 コミック 全35巻 完結セット (少年サンデーコミックス)
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『バードメン』も面白いですよ。
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