★1『サンブンノイチ』(原作:木下半太 / 漫画:前田治郎 / 協力:品川ヒロシ)を読んでみた。
どーも、サケビです。
今回は、『漫画の最初から途中まで読んでみた』のコーナーです。
今回読んだ作品は、全2巻で完結の漫画の1巻目のみです。1巻目だけ読んでみて、私は続きが読みたくなったのか? 2巻で完結だから読めばいいのに、続きを読まないのか? そのへん、ご注目下さい(笑)
『サンブンノイチ』(原作:木下半太 / 漫画:前田治郎 / 協力:品川ヒロシ)、1巻
ジャンル: 青年マンガ、ミステリー・サスペンス / コミカライズ(小説・ゲーム) / 映画化
雑誌: カドカワデジタルコミックス
発売時期:2014年3月
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サンブンノイチ 1巻 :無料・試し読みも! 漫画(まんが)・電子書籍のコミックシーモア|コミック KADOKAWA / 角川書店
《内容》
(※サケビの解釈です)
銀行強盗をした3人が、盗んだお金の配分をめぐって、色々な駆け引きをする話。
本作『サンブンノイチ』は、木下半太の小説が原作。また、品川ヒロシの監督で2014年に映画化された。
作画は前田治郎先生で、『HERO アカギの意思を継ぐ男』を近代麻雀で連載している。HEROは福本伸行先生の『アカギ』や『天』のスピンオフ(続編)に該当する作品で、絵柄もなんとなく福本伸行先生の絵に似せている。
因みに、私は原作も映画版も見ていません。
《感想》
読了時間17分(1巻目のみ)
イマイチ。
どこがイマイチかというと作品の構成。
- 銀行強盗をした3人が取り分について話を始める。
- 過去回想。バックグラウンドが徐々に明かされる
- (現在)。2.過去回想を受けての展開。
- 2.過去と3.現在の繰り返し。
映画『キサラギ』風の構成というか。ある出来事について、後から「実は〇〇でした〜」と説明をしていくタイプの展開になっている。これが、あまりにも頻度が多い、というか、全体がこの後出し展開で作られているため、見ていて「後から理由のこじつけや、設定追加していくなら、もう何でもありなんじゃない?」っていう気になってくる。
ー銀行強盗〇日前ー という説明があって、バックグラウンド説明が始まる。
こういったサスペンス作品は、『実は〇〇でした〜』というどんでん返し展開が良くある。それ自体は悪くないし、上手く使えば効果的なんだけど、それを多用するあまり、『何でもあり』に思えると、一気にサスペンス性が無くなってしまい面白くなくなる。本作がまさに、『何でもあり』に思える状態になっていると思う。
うーん、残念。
漫画の絵は福本伸行先生のアカギ風。というのも、元々福本伸行先生のアシスタントをしていたらしく、影響を強く受けているためだと思う。
結構似ており、これぐらい似ているなら『ざわざわ…』を描いていないのが逆に不自然なぐらい(笑)
続きは…買ってまでは読まないかな。無料で読めるなら読んでみようかな?ぐらいなカンジです。
《サケビの評価》
- ドキドキ:3
- 意外性:5
- 続きが読みたい:3
- オススメ度:2
- 掘り出しモノ度:1
《補足情報》
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▼私は読んでいませんが、2巻(完結)も貼っておきますね
《関連作品》
▼原作小説
▼品川ヒロシの映画版
▼前田治郎先生の『HERO アカギの意思を継ぐ男』
▼サンブンノイチシリーズらしいので、おまけで貼っておきますね。